この記事ではメガネの曇り止めに代用できる方法としてハンドクリームやリンスなど身近なものを使った方法をご紹介しています
メガネを愛用されている方にとってストレスとなるレンズ曇りによる視界の不良。
それは梅雨のじめっとした季節や冬の時期まで、そしてマスクが日常になった現在は、息がメガネにかかり曇るストレスも加わりました。
なんとか快適に過ごしたいと思うけど、市販のメガネの曇り止めがない!
そんな時、何かで代用できたら…と思われた方に朗報です。
じつは、私たちが普段使用している身近なものがメガネの曇り止めの代用になるのです。
今回はメガネの曇り止めの代用として、ハンドクリームやリンスなど身近なものを活用する方法をご紹介します。
メガネの曇り止めの代用は身近なもので対策できる!
大前提として、メガネが曇ってしまう原因とは何でしょうか?
ズバリ!油分と結露の2つです!
油分は、人間の手に含まれる皮脂の他、お料理などで付着した油がレンズの曇りを引き起こします。
つまり汚れがメガネの曇りを引き起こしているケース。
一方で結露は、空気とメガネ表面の温度差によって結露が生じることで曇る場合ですね。
代表的な例として、マスクの隙間から息がメガネにあたって起こる曇りです。
これらのメガネの曇りを撃退する方法としては、
- メガネのレンズに曇り止めを施す方法
- マスクの隙間から息がメガネにあたらないように対策する方法
の2種類があります。
これらを順を追ってご説明していきます。
まずは「メガネのレンズに曇り止めを施す方法」。
この方法の場合、曇りの原因のうち、主に油分に効果的です。
具体的にはどのようなものが代用できるのでしょう。
メガネの曇り止め代用品1:ハンドクリーム
塗ることで手指を乾燥から守ってくれるハンドクリーム。
大体の方がお持ちかと思います。
ハンドクリームに含まれる成分「界面活性剤」が被膜を作り、レンズを汚れや曇りから守ってくれるのです。
【やり方】
- ごく少量のハンドクリームをレンズに薄く伸ばす
- ガーゼなど柔らかい布で優しくふき取る
ハンドクリームの種類によっては界面活性剤を含まないものもあるので、成分をご覧ください!
メガネの曇り止め代用品2:リンス
シャンプーの後に使用するリンスも曇り止めの代用になります。
ハンドクリームと同じく界面活性剤がリンスにも含まれており、メガネの曇り止めに効果を発揮してくれるのです。
【やり方】
- 水に少量のリンスを入れ、溶かす
- 1にメガネのレンズ部分をつけ、ティッシュや柔らかい布で押さえるように水気をふき取る
ただし、天然成分のみで作られたものなど界面活性剤不使用のリンスには曇り止めの効果がありませんので、ご注意ください。
メガネの曇り止め代用品3:中性洗剤
中性洗剤とは主に食器を洗う際に使用する食器用洗剤のことです。
この洗剤は食器についた油汚れを落とす効果があるので、これをレンズについた油分を落とすのに代用ができるのです!
【やり方】
- 洗面器やボウルに水を入れ、その中に中性洗剤を数滴たらす
- 1の洗剤液の中にメガネを浸し、その後ティッシュやタオルで軽く押さえ水分をふき取る
ついでにメガネの鼻を支えるパッド部分も洗浄することも可能!
メガネの曇り止め代用品4:石鹸
石鹸も中性洗剤同様に汚れの原因である油分を分解する働きがあるので、メガネの曇り止めには効果的です。
【やり方】
~乾いた石鹸の場合~
- 清潔にした指で石鹸を擦って、レンズに優しく塗る
- ティッシュなどでふき取る
~濡れた石鹸の場合~
- 中性洗剤の手順と同じで浸すようにメガネをつけ、その後水分をふき取る
メガネの曇り止め代用品5:歯磨き粉
歯磨き粉に含まれる「研磨剤」は、油膜を除去する効果がありメガネの曇り止めの代用になります。
【やり方】
- レンズをあらかじめ濡らしておく
- 歯磨き粉を指に乗せ、レンズにうすーく伸ばし、ガーゼなど柔らかい布で優しくふき取る
ただし、研磨剤は擦りすぎると逆にレンズを傷つけることになりますので、注意が必要です!
メガネの曇り止め代用品6:唾液
お金がかからず、場所も選ばない、究極の代用品「唾液」。
唾液には「リパーゼ」という脂質を分解する成分が含まれるため、メガネについた油膜を落としてくれる効果ががります。
【やり方】
- 唾液をメガネのレンズに直接塗って拭くだけ!
よくダイビングなどで曇り止めとしてゴーグルに唾液をつけることがありますが、理にかなっていたのですね!
他にはこんなものも代用品になる!?
さまざまな身近なものがメガネの曇り止めの代用品と紹介しましたが、中にはジャガイモやヨモギなんていうものも!!
ジャガイモに含まれるでんぷんの成分や、ヨモギの皮脂や油脂分を分解する成分が曇り止めの効果があると言われています。
自然派の方や、ご興味のある方はぜひ試してみては?
代用品を使用する場合の注意点!
ここでご紹介した代用を試す際、使用するメガネはUVカット・防曇などのコーティングを施していないものに限ります!!
加工・コーティングしてあるレンズは、剥がれてしまうことがありますのでくれぐれもご注意ください。
また、代用品を使用した後、メガネやレンズに拭き残しや洗い残しがあると逆に汚れや傷、カビの原因になりますので、しっかり洗ったり、拭きとりましょう。
マスクでメガネが曇るのを防ぐ方法
ここからはメガネの曇りのを撃退する方法のもう一つ、マスクの隙間からメガネが曇らないように対策する方法についてご説明します。
これはメガネが曇る原因の一つ「結露」が関係しており、マスクをかけるのが日常になった今日、マスクでメガネが曇るのは切実な問題ですよね!
ですが、解決法はマスクと鼻の隙間を塞ぐことと、意外とシンプル!
そしてその方法もとても手軽ですぐに始めることができます。
マスクを折り込む
さまざまなタイプのマスクがありますが、なかでもワイヤー付きのマスクをお持ちの方におすすめな方法です。
【やり方】
- マスクの上部を約1㎝外側に折り込む
- いつものようにマスクを装着する
これだけです!
外側に折ることにより鼻にあたる部分が2重になるので、マスクからの息がメガネにあたりにくくなるのです。
やり方を紹介している動画もありますので、ご参考に!
ティッシュをはさむ
こちらもいたって簡単で、マスクと鼻の隙間にティッシュを挟むことでメガネに息がかかりにくく、メガネが曇りにくくします。
しかし、マスクを動かした拍子にティッシュがずれることもありますので、都度手直しが必要です。
メガネの曇り止めには市販グッズが便利
ここまでメガネの曇り止め代用などご紹介してきましたが、やはり簡単なのは市販の曇り止めを使うことです。
そこで、人気のメガネの曇り止めをご紹介します!
ソフト99 メガネのくもり止め濃密ジェル
メガネの曇り止めはクロスやスプレータイプなど様々ですが、こちらはジェルタイプ。
使い方はジェルを1滴レンズに塗り込むだけといたって簡単です。
チューブに入っており、持ち運びにも便利です。
小林製薬 メガネクリーナ ふきふき 曇り止めプラス
こちらは使い捨てのクロスタイプです。
比較的コンビニで販売されていることが多いので、急なメガネの曇りにも対応!
メガネクリーンビュー 曇り止めクリーナー 塗り込みタイプ
こちらは本体がペンのような形でレンズに直接クリーナーを塗り込むタイプ。
液だれもせず、手が汚れる心配がありません。
フィッティプラス 何度もくっつくノーズパッド
こちらはマスクにつけるタイプのノーズパッド。
使い捨てではなく繰り返し使えるのは経済的です!
それぞれタイプの異なるメガネの曇り止め・グッズをご紹介しました。
ぜひご自分の好みや使いやすさで選んでみてくださいね。

まとめ
今回はメガネの曇り止めの代用になる身近なものたちや、マスクでメガネの曇るのを防ぐ方法などをご紹介しました。
さまざまな代用品がありましたが、どれも私たちの生活の中ではとても身近で中には「こんなものまで??」というものもありました。
ですが、使用方法を間違えてしまうとかえってレンズを傷つけたり、メガネ全体にダメージを与えかねません。
正しく使用すると同時に、あくまでも緊急時の代用とした方が良さそうです。
また、ちょっとしたコツでマスクでメガネが曇るのを防ぐ方法は、今日からでも始められそうですね。
市販のグッズやこれらの方法を使って手軽に、ストレスのないメガネライフを!